大滝根山は、日本三百名山で、阿武隈山地最高峰。山頂付近には、航空自衛隊のレーダー施設である大滝根山分屯基地がある。阿武隈山地の多くは花崗岩であるが、この山は石灰岩で覆われ、地下水に石灰岩が溶解され流出し、あぶくま洞などの鍾乳洞ができた。この時期になると阿武隈山地といえども雪に覆われるときもあり、コース上に鎖や沢もあり、春山と異なって大変な山である。更に原子力発電所に近いため放射線に対する不安は消えないが、皆さんの希望であり、計画した。油断のできない山である。

  

コースタイム

 

大越登山口

 

参加人数が少ないため、交通手段は自家用車2台 

 

天気が良く、登り始めてすぐ脱ぎタイム

 

賽の河原

 

沢沿いのコースのため、何回か渡渉します 

 

コース沿いに、樹木の案内図が数多くあります

 

ロープ・鎖もあります

 

山頂の大嶽根山峯霊神社案内板

 

航空自衛隊の敷地内にある一等三角点(フェンスから10m位内側) 

 

神社で全員集合

 

「梵天岩」に登れます  「あれ月山だよね!」

 

頂上直下に、「夏井川源流」の表示

 

山頂から「ペラペラ石」・「石ポッケ」への道は、東北電力の鉄塔の下を通ります

 

「ペラペラ石」・「石ポッケ」の分岐点

 

「玉石」の上で  後方に「石ポッケ」  ポッケとは「ホトケ」からきているらしい



「ペラペラ石」 何がペラペラなのか?



頑張れば、裏側から登れます



昼食は、思い思いに

 

大越コースの案内板 

 

特記事項

 大滝根山は、日本三百名山の一つであり、花の百名山でもある。又、阿武隈山地最高峰の山である。しかし残念ながら、放射能汚染の懸念で、参加者は7名だけ。その為、自家用車2台での山行となった。 出発前に、会長より挨拶。今回は山頂までの時間が余り掛からないので、「ぺらぺら石」や「石ぽつけ」にも足を延ばしたいとの事であった。 12月ではあるが、天候は晴れ。御沢に沿って、穏やかな道をたどる。10分も歩かない内に、脱ぎタイムを取る。渡渉を繰り返し、少し行くと賽ノ河原。そして、沢の源流近くには、冬支度をした御沢子育地蔵尊が迎えてくれる。ここから、山頂近くまで急登が始まる。周囲にはシロヤシオなどのツツジが群生している。航空自衛隊のレーダー基地の機械の騒音が聞こえてくると、大嶽根峯霊神社が祀られている大滝根山山頂へと到着する。神社の奥の自衛隊のフェンス越しに、三角点を確認する。山頂の案内板に、梵天岩の矢印があったので行って見る。ハシゴを使い、変なクボミのある岩に登ったらびっくり!北西方面の眺望が素晴らしい!左側から、磐梯山、その上方に真っ白い飯豊、山頂がチョット白い吾妻、真っ白い朝日と月山、雪のない蔵王、そして、その上には白い鳥海山が見えるではないか‼ なんと山形にある百名山の6座が一望に見える。その後、奇岩を探しに、雑木林を下って行く。玉石から、石ぽっけを見る。奇岩が群生していて、すばらしい! 分岐まで戻り、15分位、馬酔木などの中を行くとぺらぺら石に到着。ここで昼食を取る。山頂に戻り、周回して仙台平登山口を目指す。途中、30名位の新潟のグループを追い抜き、軽快に落ち葉を踏みしめながら下る。今年最後の山行は、小春日和の中、楽しい一日でした。

 

 

*** 撮影者・コメント 【 松浦 郁男 】 ***

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