当初この時期にしか登れない山として、鳥海山の西にある小高い山、標高685mの観音森を目指したが、今年に限って雪が少なく、更に温暖化のためか雪解けが早いため、藪漕ぎが多く、今年は鳳来山を目指すことに変更した。鳥海イヌワシ未来館近くが登山口、そこから鳳来山、更に西物見岩に向かう。

コースルート

 

コースタイム

 月 日  凡例) ==車移動 ~~歩行
4月16日 県庁発6:10==白糸の滝ドライブイン7:50==湯の台8:40(準備)8:50~~南校ヒュッテ9:20~~鳳来山10:10~~横堂4合目10:25~~一本杉11:00~~西物見11:45(昼食)12:25~~一本杉12:45~~横堂13:30~~鳳来山分岐13:40~~沢追分14:15~~鳥海高原家族旅行村14:40==開運出世の瀧15:00==白糸の滝ドライブイン15:50==県庁17:45

 

 

 

スタート直後の雪解け水を渡る。歩きにくい丸太橋。

 

イワウチワ

 

酒田南高ヒュッテへ向け春を感じながら名残惜しい雪を踏みしめて!!

 

酒田南高ヒュッテ手前の沢が雪に覆われ、踏み抜けを確認しびくびくしながら!!

 

やはり雪道の沢渡りは気持ちがいいものではない。しかし無事に渡り終える。

 

ようやく南高ヒュッテ、コース調査時より2m程雪が少なくなっている様子!!早坂会員や隊長に山の様子をうかがう会員。

 

鳳凰山に行く途中は全くの雪はなし、しかし時には藪や樹木の枝を避けながら順調に進む!! 

 

横堂の壁、登山道は雪の下、この壁を藪や急な坂道をロープなしでよじ登る。ここまで元気な山間。

 

何とか急斜面を通過、下りを思うと不安? どうなるだろう!!

 

急斜面を過ぎて、広いブナ林の緩斜面、一本杉(実際は2本だが)に向かう。
会員は霧の時はここは方向がわからなくなると言うが、鳥海の主は、沢を見ながら進めば大丈夫とのこと。そういわれても・・・・・?  

 

一本杉、ここから西物見までゆっくりで1時間、がんばろう!!

 

鳥海山が目の前に、今日は珍しく太陽は出てないが、風も無い。登山に快適である。

 

数日前の新雪を踏みしめながら❕ 後ろは月山・葉山の高嶺が美しい。やっぱり山はりぇなあ❣❣ 

 

西物見での昼食、なぜか全員が鳥海にきて鳥海を見ずに月山を望みながらの食事!! こりゃ又どうして?・・・!! やはり食事後は鳥海山を仰ぎ見る。 

 

鳥海山をバックに、笑顔 笑顔 笑顔・・・・!! カメラの位置が低いよ!! 

 

西物見を後に、雪庇に注意を払いながら下山する。やはり東北の名峰だ!!

 

気持もおおらかに
 「ここのお山は あずま一(いち) 出羽富士の名ある 鳥海よ 峰に白雪 白雪や。夏でも 消えやせぬ 夏でも 消えぬ 」
・・・なんじゃこの歌は!!

 

ブナ林の中の散策はなんと気持ちがいいものか? それに踏みしめる雪の感触何ともいえねぇ!!  

 

最後の急斜面、ロープで下る。あまりにも急で上が見えない!! 全員慎重に下る。いろいろあった!! 

 

鳳来山からの登山道を離れた下り。笹藪の下りは要注意だ!!慎重に!!  足腰はOKよ!!

 

ショウジョウバカマのつぼみ

 

家族旅行村の看板前で、コースの足跡を確認する。

 

特記事項

 今回は、残雪期の登山。湯の台登山口で、会長より挨拶。標高差は、約500mであり、昨年泊まった家族旅行村に下りるとの事。又、新入会員の武田さんと早坂さんの先輩であり、地元のコジマさんの紹介がある。 登山道に入ると、すぐに残雪が現れる。ブナが芽吹く前、雪解けと同時に咲くイワウチワが一輪出迎えてくれる。足元を気にしながら登っていくと、まもなく、南校ヒュッテ。ヤブコギをして雪渓に出ると、鳳来山山頂である。横堂から、最大の難所が待ち構えている。雪の壁をよじ登るとまもなく、ブナの森、大黒台だ。真っ白い雪とブナ林が、幻想的だ。その中に誰かが植えたのか、杉の木が2本だけある。そこが一本杉だ。やがて、東方に視界が開けて東物見、ブナの樹林帯を過ぎると絶好の展望台西物見に着く。鳥海山が大きく、綺麗に見える。振り返ると、雪を抱いた葉山、月山、朝日連峰が美しい。左手には遠く神室連峰も見える。そこで昼食を取り、下山する。鳳来山を過ぎると、この時期しか通れない道無き道を歩き進み、無事、家族旅行村にたどり着く。帰りには、開運出世の瀧に立ち寄る。残雪期にしか行けない山行、楽しみました。 案内役をして下さった早坂さん、本当に有り難う御座いました。

 

 

*** 写真撮影 : 三 浦  鐵 太 郎 ***

記録表へ戻る