今年度初めての山開き、飯豊連峰を水源とする胎内川と加治川の間に位置しており、全長約13.5km(直線距離)の日本一小さな山脈と言われ、その最高峰は櫛形山である。登山口~櫛形山は、約1.5時問で主蜂「櫛形山頂上」に!! 頂上一帯は見事なブナ林、天気が良ければ、東に飯豊連蜂、二王子岳をはじめ遠く朝日連峰など山岳景観、西に蒲原平野の田園と日本海を見下ろす大パノラマが楽しめる。しかし櫛形山から坂井越までは2キロ程ここで昼食、その後宮ノ入に向かう。 |
当日のコースルート
コースタイム
月 日 | コース(時間) …… 歩行 == 車移動 |
4月9日 | 県庁6:05 ==R13 == R113 == 小国道の駅 白い森== R113 == R7== 胎内市== 森林公園入口(トイレ休憩) 8:45==関沢登山口着 8:50 登山開始 9:05 …… 休憩9:40 …… 大峰山分岐10:00 …… 櫛形山山頂10:15 …… 市の沢分岐10:50 …… 飯角分岐11:14 …… 坂井越?の先 標高約414mあたりの地点 昼食休憩 11:50 ~12:22 …… 坂井越?12:34 …… 飯角分岐13:05 ……(途中隊列調整休憩)……飯角登山口14:15 下山 14:30 発 == 道の駅胎内14:50 ~ 15:00 ==R7 == R13 ==山形県庁駐車場着 17:35 |
関沢登山口駐車場
I副会長、チーフリーダーとしてデビュー
駐車場から5分ほどで、登山道に
霧が立ち込める中、黙々と登る
イワウチワ・ショウジョウバカマやユキツバキなどが咲いてます
約1時間で稜線に
稜線上には、所々に残雪が
櫛形山山頂の案内板 晴れていればこのように見えるらしい
相変わらず霧の中の山頂
急な所にはロープがはってあります
粘土質の滑る斜面に悪戦苦闘
櫛形山と鳥坂山(とっさかやま)が、この山脈のメイン
坂井越の先で昼食 ついに雨に
悪天候のため、飯角(いいずみ)への分岐点まで引き返し、下山
急斜面は慎重に それでも何人かは転びました
飯角口に下山
特記事項
2017年度初の山行・当会の山開き。日本一の小さな山脈へということで期待が膨らむが、天気はあいにくの予報、曇天に霧も立ちこめている。登山口に着くころにはお湿り程度の雨が降り出した。関沢森林公園入口の周辺では水芭蕉が見ごろを迎えていた。 関沢登山口でリーダーの話。櫛形山脈は日本一小さい山脈で、南北約14㎞、最高峰は568m。では日本一長い山脈はどこか・・・。(さすがリーダー、ちゃんと調べてきました!)奥羽山脈が約500㎞。青森から栃木まで!とのこと。現在地点は標高200m程なので、標高差はあまりないが、コースの状況によっては、ルート変更もありうるとの話があった。新人さんの紹介のあと登山開始。 関沢登山口より大沢尾根コースへ。杉林から雑木林へ、マンサク・ユキツバキ・ショウジョウバカマなどに早春を感じながら登る。少しずつ斜度が増し、汗ばむほど。大峰山分岐を経て程なく櫛形山山頂着。濃い霧の中で展望がきかず、期待していた飯豊の山々や二王子山などを仰ぐことができない。短い休憩ののち先を急ぐ。山頂から少し下った平坦地が中世の山城「タカツムリ城址」とのことだが、余裕がなく通過したため、気づかなかった。イワウチワ・キクザキイチゲなど、可憐な花が咲いている。稜線上の快適な道のあと、市の沢分岐あたりからは結構な量の残雪がでてきた。ロープが張ってある急な下り坂が現れ、緊張しながら慎重に歩を進めるが、粘土質の土に足を取られ、ドロドロで滑りやすい道のアップダウンは結構ハード。ロープがあって助かった。雨と霧のため途中展望が開けず、我慢・忍耐の行進となる。 飯角分岐からしばらく稜線上を北進。坂井越を少し過ぎたブナ林のところで昼食休憩。雨中、傘をさしての食事となる。じっとしていると寒さを覚えるほど。 帰路は、悪天候・足元が悪いことなどから、飯角分岐まで戻って下山することとする。飯角分岐からのルートも急坂が連続し、緊張を強いられる。ロープがあっても大変なところもあった。途中休憩しながら下山。オクチョウジザクラが少し咲いていたのに癒された。 初級の山とはいえ(新潟の山のグレーディングで体力度1・難易度A)、天候その他の条件によってはハードな山行となること、低山とはいえ、侮るべからずということを思い知った山旅だった。櫛形山脈は今回のルート以外にも魅力的なところがいっぱいあり、山の自然のみならず、史跡としてもおもしろそうだ。条件が良ければ飯豊の山々ばかりではなく、日本海・佐渡が島などの展望も期待できそうである。大峰山一帯には様々な桜が自生し、「大峰山橡(トチ)平(ダイラ)サクラ樹林」は国の天然記念物に指定されているとか。山開きは4月29日、そのころには桜も咲くのだろうか。ぜひ再訪したいものである。 |
*** 写真撮影 : 井上 礼一 *** |