飯豊登山で唯一の沢を登るコース、登山者に人気の高いルートである。私たちは梅花皮滝の支流あたりより雪渓を歩くようになる。夏道のつもりで歩かぬように注意しよう。リーダーの歩みをトレースして歩き、休憩時はむやみに歩くことの無いように!!(踏み抜け注意)石転び沢が見えるのは、出合いに出てからである。好天であれば雄大な石転び沢の絶景が待っていよう!!

 

コースルート

 

コースタイム

 月 日  凡例) ==車 ~~歩行
6月11日 県庁発 6:10==白い森小国7:40==8:15天狗平8:30~~温身平 8:55~~うまい水 9:50~~雪渓に降りる 10:20~~ 11:10石転び沢出合 昼食 11:55~~雪渓の終り 12:30~~うまい水12:45~~堰堤大滝13:25~~温身平 けもの歩道13:40~~14:35天狗平14:50==白い森小国15:40==県庁着 17:20

 

 

 

 

天狗平駐車場にて会長挨拶

 

爽やかな朝に好天の兆し~ルンルン気分で出発

 

温身平から残雪の飯豊山系を望む

 

ホウチャクソウ(ユリ科)

 

なんと色鮮やかな模様の蛾蝶

 

おおー、雪渓や残雪の山肌が素晴らしい

 

ここから雪渓に入る~コース選定に悩む(正面は門内岳)

 

皆さん不安な表情~雪渓でコースが見当たらない

 

雪渓がぱっくりと大きな口を開けている

 

一糸乱れぬ隊列で雪渓を登る

 

さあ、まもなく石転び沢出合だ

 

石転び沢を他のパーティが登る~ここが遭難事故の多発場所

 

石転び沢をバックに昼食前のワンシーン~ここから梅花皮小屋まで約4時間

 

雪渓の上で昼食タイム~かつてのお嬢様方はいつでも日焼けが気になる

 

下山途中、朝雪渓を登り始めたところが空洞(薄氷を踏む‥‥)

 

サンカヨウ(メギ科)

 

ムラサキヤシオツツジ(ツツジ科)

 

エメラルドグリーンの雪解け水~ここも絶景ポイント

 

 

特記事項

 天候にも恵まれ、飯豊の石転び沢の雪渓を登ると思うだけで、心が弾む。
天狗平で白田会長の挨拶。隊列を乱さない事、雪渓を踏み抜かない様にとの注意がある。
天狗平の標高が410m、石転び出合が860m。標高差は450mしかないが、危険度はかなり高い。
 温身平までは、車道を歩く。道路の脇にはホウチャクソウなども咲いている。温身平に着くと正面に、残雪を頂いた飯豊連峰が姿を現す。ここで脱タイムを取る。梅花皮沢の渓流の音を聞きながら歩いていると「梓川みたいだね」「上高地に来たみたい」「山形の上高地だ」との声が、あちこちから聞こえてくる。砂防ダムから、登りが始まる。斜面の狭い登山道でのアップダウンは、かなり危険だ。うまい水の看板の所で休憩を取る。冷たくて体にスゥーと入っていく、本当にうまい水だ。 まもなく、雪渓に降りる。あちらこちらに、クレバスがあり、石も転がっており、緊張が増す。リーダーの後に付いて、ひたすら雪渓を登ると、目的地の石転びの出合に着く。いつも見えている巨大な石は、珍しく、今年は雪に埋もれている。到着した時は、なんとか梅花皮小屋が見えたが、すぐに姿を消した。それでも、雄大な石転び沢の絶景が楽しめた。記念写真と昼食を取り、下山を開始する。 最初に沢を渡った所に戻ったらビックリ‼ スノーブリッジに成っており、厚さ50~60cmだった。夏道に迂回する。温身平では、けもの歩道を経由し、ぶな林の森林浴を楽しみ、全員無事下山する。

 

 

*** 写真撮影 : 大瀧 ***

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