会員の誰もが花の山として不忘山をエコーラインから登っているだろう。このたびは、ジャンボリーコースから水引入道を登り、不忘山をめざし、白石スキー場に出るコース、花の時期にはちょっと遅いが、遅いなりの花々が楽しめよう。

 

コースルート

 

コースタイム

月 日  凡例) ==マイクロバス、~~歩行
  県庁6:13==国道286==青根温泉==白石スキー場==7:40ジャンボリーコース登山口7:53~~大日向~~10:50水引入道11:09~~12:07屏風分岐(昼食)12:45~~13:17南屏風岳13:20~~14:12不忘山14:17~~15:05不忘の碑15:10〜~白石女子高山小屋跡~~16:55白石スキー場駐車場17:15==青根温泉==国道286==県庁18:37

 

ジャンボリーコース登山口から入山。

 

樹林帯の単調な登り。展望はなし。

 

 

急登に備えて、一休み。

 

アップダウンの始まりです。

 

水引入道一番の難所。

 

森林限界のガレ場に出て、視界が開けた。

 

一度下って、前方の稜線まで登らなければいけない。

 

新緑の中を、35名で下る。

 

後方の部隊を待つ。

 

水引き平の湿原。

 

もう一登り で稜線。その下には雪が残っている。

 

最後の急登。ここを登れば、屏風分岐だ。

 

屏風分岐にて昼食タイム。

 

食後に休息。

 

 

記念写真。後方は、これから行く南屏風岳。

 

南屏風岳に向かって、気分爽快な稜線歩き。

 

不忘山への最後の登り。

 

B-29の墜落地の碑。

 

不忘山の山頂にて、記念撮影。

 

 

不忘の碑の前にて。

 

不忘の碑から、白石スキー場方面に下って行く。

 

 

ようやく、白石スキー場に到着。

 

無事、駐車場へ。お疲れ様でした。

 

特記事項

  リゾート雰囲気の青根温泉経由で白石スキー場を通過するとジャンボリーコース登山口まで悪路の連続。出発準備を整え、会長から登山中の注意事項の指示を受け登山開始。南蔵王の登山では一番険しいコースと言われている。ジャンボリーコースの序盤は、単調な登りで非常に長い。6月下旬になると新緑が濃くなり、ブナ林の緑が眩しい。途中から勾配がきつくなり体力が奪われる。
3回目の休憩時に体調不良の方がおり、一時役員2名と隊列から離れるが、その後登頂を断念し3名は下山することとなった。山道両側には、シラネアオイ・ミヤマキンバイ・ミヤマハンショウヅルなどの花々が咲き誇り、疲れた体を癒してくれる。
 水引入道手前のガレ場では足をとられ歩きにくい。急に視界が開け、雲の下から山肌に雪渓を抱く稜線が現われる。水引入道山頂を越えるとハクサンイチゲの花畑が広がる。ここから一旦下り急坂を登り返す。ようやく屏風分岐に到着、既に正午を過ぎておりここで昼食とする。しかし、広場が狭く肩を寄せ合い食事するが、分岐であり各方面から登山者が往来し山の銀座通りである。
 稜線歩きは気持ちがいい。さすが花の百名山のとおり、ユキワリコザクラ・ムシトリスミレ・ミツバオウレン・アズマギクなど種類が豊富だ。南屏風岳を経由し予定より約1時間遅れで不忘山に到着。残念ながらガスで眺望がよくない。不忘の碑に至る。昭和20年3月10日未明、B29米軍爆撃機3機が相前後してこの地に墜落、乗員34名が亡くなった。当時はB29約300機による東京大空襲で約10万人が死亡したとのこと。東北への飛行目的や墜落原因等詳細は謎である。
 さて、白石スキー場を目指し下山。数日前の雨や粘土質で滑り易く、ロングコースで膝や腰に負担がかかる。ようやく白石女子高山小屋跡に着くがここからスキー場までが長い。スキー場に下りてくると遠くから更科さんが良く透る声で出迎えてくれた。予定より約2時間遅れである。
 多少のアクシデントはあったが全員無事帰県した。記憶に残る楽しい苦行だった!!

 

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