蔵王火山は、山体のすべてが溶岩などの火山噴出物からできているように感じますが、火山活動が起こる前にすでに隆起していた奥羽山脈という1200m程の土台(基盤)の上に噴出して形成されたものだ。その土台(基盤)が見られるのが、名号峰(花崗岩)なのです。この機会に蔵王火山ができる以前を想像するのも楽しいですね。しかし蔵王の御釜を中心とした火口周辺警報(火口周辺危険)は、噴火の発生する可能性が低くなったというものの、自然園から旧カモシカ温泉への登山道は閉ざされたまま、そのようなことで中丸山―熊野―名号峰―峩々温泉に向かう。 |
コースルート
コースタイム
月 日 | 凡例) ==車 ~~歩行 |
9月10日 | 県庁発 6:05==6:55 坊平 7:10~~御清水 7:15~~仙人橋 7:25~~中丸山 8:45~~10:20 熊野岳 10:30~~御釜を見に行く 10:40~~名号峰分岐 10:45~~10:55 途中の岩場で昼食 11:45~~13:05 名号峰 13:15~~分岐13:20~~猫鼻 13:35~~15:25 峩々温泉 15:40==県庁着 16:45 |
ライザスキー場、御清水付近にて会長挨拶
御清水を元気ハツラツと登山開始。事務総長 ! 長い休暇あけて、お帰りなさい。また一緒にお願いします。
仙人橋の吊り橋を渡る~かなりの高低差
吊り橋を渡るといきなり急登
荘厳な不動滝
おお、刈田岳が見える
小屋が見えるのは刈田駐車場、後ろの山は 右:番城山(三角形に見える)左:二ツ森山。
ミヤマアキノキリンソウ
ヤマハハコ
シラタマノキ
熊野岳のワシ岩
ガマズミ
ミヤマシャジン
左又沢の砂防ダム
エゾシオガマ
花の終わったトウウチソウ
順調に歩を進める~快調快調
エゾオヤマリンドウ・ヤマハハコ・ミヤマアキノキリンソウのそろい踏み
エゾオヤマリンドウ
9月というのにコマクサとご対面~けなげに頑張っているな
熊野岳山頂にて
熊野岳北東斜面にて昼食タイム、その1
青空の下で奥羽山脈を望む
刈田岳、杉ヶ峰などまもなく紅葉が始まる
名号峰山頂にて
木漏れ日の白樺林
特記事項
坊平のゲレンデ脇の駐車場で、会長そして今季初めて参加した事務局長の三浦さんの挨拶。まず、御清水へ向かい、そこから急な坂をジグザグに降りて仙人橋の吊橋を渡る。渡り終えると足場の悪い斜面がある。ここが、7~8年前に子供会の行事で2名が亡くなった場所である。ここから、中丸山まで急登が続く。途中、蔵王ライザスキー場、御田神や坊平の氷瀑で有名な糸滝が綺麗に見える。中丸山山頂は、狭いのでスルーし、少し広い所で休憩。左俣沢の上流にりっぱな砂防ダムが2つ出来ていて、びっくり。又、新たに木道も設置されている。登山道には花が少ないが、アキノキリンソウやホツツジなど秋の花が咲き、春に咲いた花が実を付けたオオカメノキ、ゴゼンタチバナやシラタマノキなどが目立つ。ザレ場に着くと、時期が遅いと思っていたコマクサも結構咲いており感動。斎藤茂吉の歌碑などを見ながら、御釜の見える所まで移動。稜線は風が強く寒い。岩場を下り、風の弱い所で北蔵王縦走コースの雁戸山を見ながら昼食を取る。追分まで下り山頂を見ると、紅葉がすでに始まっている。ナナカマドやコケモモの実も、真っ赤である。名号峰の近くで、数名の人が熊らしき黒い物が動くのを見た模様。名号峰に来ると、足元の土がマサ土(花崗岩)に変わっている。蔵王では、めずらしい。ここからの眺めは、絶景である。熊野岳、刈田岳、杉ヶ峰、屏風岳、6月に登った水引入道が一望できる。分岐まで戻り、樹林帯の中をひたすら歩き、猫鼻を通り目的の峩々温泉まで下る。 |
***** 写真撮影 【 大 瀧 】 *****