今回は、二泊三日で北アルプス後立山連峰の日本百名山で日本三大雪渓で有名な白馬岳を登る計画です。今年の天気は毎日が雨模様でしっくりしない天候が続いており毎日天候を心配しながら週間天気予報を見て一喜一憂しながらの登山となりました。登山は自然が相手のスポーツであり天候に恵まれないときもありますが、今回は結果的には晴天とまではいかないまでも、大雨になることもなくほぼ計画どおりの山行となり、参加者は、多くの高山植物の群生に癒やされ、また、日本三大雪渓を登り切ったという自信と満足感で帰県しました。以下月日ごとの記録です。 |
コースルート
コースタイム
月 日 | コースタイム |
7月13日 | 県庁7:10==小国道の駅(8:45~8:50)==(日沿道)==(北陸道)==栄PA(10:25~10:34)==米山SA(11:10~11:15)==道の駅小谷(12:49~12:58)==猿倉荘(13:44~14:00)~~白馬尻小屋15:10 |
7月14日 | 白馬尻小屋6:13~~大雪渓登山口(6:25~6:40)~~葱平8:40~~小雪渓渡り(9:41~9:50)~~緊急避難小屋9:58~~村営頂上宿舎(11:38~12:00)~~白馬山荘12:30 付近の高山植物観賞散策(13:30~14:11) |
7月15日 | 白馬山荘6:11~~白馬岳山頂(6:27~6:41)~~三国境(7:21~7:28)~~小蓮華山(8:15~8:23)~~船越ノ頭(9:04~9:10)~~白馬大池(9:48~9:58)~~天狗ノ庭11:29~~黄金湯13:07~~蓮華温泉ロッジ(13:15~14:40)==(北陸道)名立谷浜SA(16:20~16:30)==(日沿道)==県庁20:55 |
● 7月13日(土)薄曇り | |
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● 7月14日(日)小雨のち曇り |
朝起きると雨が降っています。しかし強い降りではなく他の登山客も出発しており検討した結果、予定どおり雨具を着用して登ることにして小屋を出発します。約15分ほどで大雪渓の登り口につきアイゼンを装着します。これから2時間以上の雪渓登りということで緊張しながらもアイゼンの緩みがないかなどみんなで助け合いながら装着しました。雨は小雨から霧雨に変わっています。コースには薄くなってはいるが赤いベンガラが巻かれておりそこを登ります。途中落石の危険があり十分な休憩は取れませんが、それでも休憩中には絶えず上を見て落石を警戒します。そういえば、途中左手の遠く離れた杓子尾根からガラガラと音を立て落ちる落石が見えます。途中大きなクレバスも見えます。大雪渓は後半になると傾斜がきつくなり、アイゼンの重みで体力が奪われているためさすがに堪えます。大雪渓終盤地点でアイゼンを取り外し雨も上がっているので雨具を脱ぐ参加者も見えます。さらに進むと小雪渓が現れ再びアイゼンを装着してトラバースしますが、右下を見ると急斜面の雪渓が広がり万一足を踏み外すと一気に下まで滑落し最悪のことが予想されるので慎重に渡ります。小雪渓が終りアイゼンを取り外して登り、緊急避難小屋を過ぎ村営頂上小屋に到着し昼食休憩を取ります。空は曇りとガスで視界が効かず周りの眺望ができません。ようやく白馬山荘に到着し、時間があるので希望者だけで付近の植物観賞に出かけます。部屋も結構広くゆっくり休むことができました。 |
4455 みごと、白馬大雪渓、晴天であればさらに・・・・・
● 7月15日(月)小雨 |
期待もむなしく小雨の朝ですが僅かに青空も顔を出しています。ただ、降りは弱く小屋の管理人の話では晴れの望みもあるという言葉に期待をかけ雨具を着用して出発します。約15分で白馬岳山頂到着ですが近くの山はどうにか見えますが雄大なアルプスの山並みは眺めることはできません。こうなったらせめて雷鳥を拝むことはできないかと期待して下山中に、小蓮華山に向かう途中幸運にも短い時間でしたが一羽の雷鳥と巡り会うことができました。白馬大池で小休憩して蓮華温泉へと下山しますがやや悪路で全員慎重に歩を進めようやく蓮華温泉ロッジに到着し、温泉につかり二日分の汗を流し昼食を済ませ帰路につきました。 |
※ 咲いていた高山植物 コマクサ クロユリ ウルップソウ ハクサンイチゲ ミゾホウズキ ヤグルマソウ オダマキ キバナシャクナゲ シコタンソウ タカネヤハズハハコ ヤマハハコ イワウメ ミネズオウ ツガザクラ タカネヤハズハハコ シロウマタンポポ ツクモグサ ミヤマキンバイ ミヤマダイコンソウ オヤマノエンドウ サンカヨウ ヤマガラシ キヌガサソウ イワシモツケ アオノツガザクラ シナノキンバイ ミヤマキンポウゲ ムシトリスミレ ハクサンオミナエシ オオヒョウタンボク キバナノコマノツメ ミヤマアズマギク オオタカネバラ ハクサンコザクラ アカモノ ミヤマシオガマ イワベンケイ ミツバオウレン チングルマ ギンリョウソウ ミヤマカタバミ ミヤマクワガタ タテヤマリンドウ イワイチョウ ツマトリソウ その他沢山 |
***** 写真撮影 【 三浦 鐵太郎 】 *****