平成23年 12月4日・笹谷古道
今回の例会は、山形市から仙台方面への笹谷峠を越える「笹谷街道」の古道
(平安時代から江戸時代まで使われたルート)を宮城県川崎町笹谷から登り、山形市の関沢へ
下るコースで実施しました。
笹谷街道は山形市と仙台方面への最短コースとして1891年(明治24年)より改修
が進み馬車が通れるようになり、1時期活況を呈したが1901年奥羽本線の開通で急速にすたれた、
1970年(昭和45年)国道286号に昇格し、1981年(昭和56年)笹谷トンネルが開通して山形〜仙台の主要ルートとして再生した。
朝からあいにくの天気で笹谷トンネルを抜け「笹雁新道口」に到着し下車したとたん台風並みの強風に
むかえられ、一同念入りに防寒具、雨具を着用して出発した。
『高圧線巡視路と笹谷古道』
巡視路は笹谷古道ではなく高圧線の
点検のための作業道。笹谷古道だけを
歩くと半日コースのため、時間調整の
前座コースで、今回は
ア→イ→A→B と歩いた。
地図上のア から イ までが高圧線巡視路
A から B までが笹谷古道の部分です。
また A から イ までの坂元沢沿いの区間は何かの作業道らしく "イ"地点付近で
道路が途切れて"藪こぎ"を約30メートル程すると巡視路につながる。
『巡視路を行く』
各鉄塔下で小休止。途中枯葉に
落ちている完熟山ぶどうを見つけ
試食。その甘さにみんな感激。
『坂元沢を渡る』
はげしい風は一向に止まず
みぞれ、あられの連続。途中
から作業道を離れ、藪をこえ
林道を下り、途中坂元沢を
渡渉して暫くして古道入り口
に到着。
『仙住寺跡』
作業道とは違い歴史を感じる
山道。所々に名所と説明文
の案内があり、ふきつける風と
寒さの為黙々と歩き、途中
での昼食を我慢して山工の
小屋での遅い食事になった。
『八丁平六地蔵』
笹谷宿から峠まで三つの坂と
積雪期が旅人の足を悩ませ
たため、遭難者の供養と安全
のため道標として石地蔵六体
を建てたもの。
山形工業高校の山小屋を出発して山形への帰路の笹谷峠は季節風の通り道で強い風に吹かれたが
峠下の関沢駐車場にたどり着き、くだって来た道を振り返り、春先の新緑の候、または紅葉の秋にもう一度
いにしえのロマンに浸りながら歩きたいと思った古道でした。
(8:10)山形県庁駐車場出発、(8:30)川崎町・笹雁新道口着、(8:50)笹雁新道口出発
(9:10)高圧線巡視路・第1番目鉄塔、(9:35)第2番目鉄塔、(10:10)第3番目鉄塔、(10:40)第4番目鉄塔
(11:25)坂本沢を渡り・笹屋古道入り口着、(13:00)笹屋古道を歩き・山形工業高校の山小屋着
(14:00)昼食後・山形工業高校の山小屋出発、(14:50)関沢駐車場着
山形着 15:15。