ここは真室川町の里山、多くの会員は、この山の経験はあると思えども、いつも感じることは、「急登・危険」が頭をよぎる。そのようなことで危ないらしい甑峠側から女甑山(標高差244mの急登)に登ることにした。更に男女コルから男甑山、最後の登り山頂へ。好天であれば、男甑山から見る女甑山と名勝沼、鳥海山や月山・烏帽子岩が眺められよう。その後は県境峠へ安全に下り、ウィルソン桂・名勝沼を通過し甑山(男甑山-女甑山)コルに再び登り、バスの待つ前森山林道終点に出る。

コースタイム

月日  コース(時間) ……歩行 ==車移動
10月18日 県庁6:23==(R13)== 道の駅ねまる7:20 ==前森山林道終点登山口8:30 着 登山開始8:47……甑峠(730m) 9:10…… 女甑山(979m)10:25 ~ 10:35……男女のコル10:58 ~11:05 …… 男甑山11:45 (昼食休憩)12:15……県境分岐13:00 ……ウィルソンカツラ13:10 …… 名勝沼 13:12 ~13:30…… 男女のコル 13:54 ~14:05 ……女甑の大カツラ 14:20 ……前森山林道終点登山口 14:40 ~14:50==鮭川産直 さけまるくん15:55 ~ 16:05 ==泉川のイロハモミジ16:09 ==泉川八幡のブナの巨木16:13 ~ 16:25==道の駅ねまる 16:45~17:00 ==県庁車場着18:00

 

 登山ルート


 


今日の高低表です。急登にかけては、飯豊山、祝瓶山にも匹敵します。

カシミール3Dにて作成 》

会長より、9年前、このコースを来た時は、緩やかなコースを登ったが、
今日のコースは上級の厳しいルートと説明がありました。

 こんな景色が見たくて参加してます。

さあ、ここから急登が始まります。

本日の最年長が、一歩一歩しっかりと登ります。 着いて行かねば!

 鳥海山も、綺麗に迎えてくれてます。

鳥海山と山ガール。 決まり過ぎです。振り向いて!

その鳥海山前で記念撮影。



復活!  官房長官!



女甑山→コル→男甑山を望みます。

振り返れば、女甑山です。 クライミングの血が騒ぐ方も!


これから行く、名勝沼を望みます。


子供のころから、運動会も、お弁当が一番の楽しみでした。ご馳走様でした。


 男甑山のシンボル、観音様の後姿です。 ゴジラの後姿にも

その、観音様と一緒の一枚。

 


ウイルソンカツラ
巨木の中からの撮影です。



一度見てください。太さに驚きます。



ここまで着ました。あと少し、さっきのコルまで上るだけ。 と、この後がきつかった。直登150m。



このコルまでが、今日一番の試練。 を乗り切ったメンバーです。






泉川八幡神社境内には、ブナの巨木4本、幹回り4.5m、高さ20m
平地のぶなは珍しく鮭川村の天然記念物




人が立つと大きさが良くわかります。



特記事項


秋田県境の丁山地の甑山は標高は大したことはないが、峻険な山として知られる。今回は甑峠から女甑へと向かう難ルートの上級コースである。種々の情報では甑峠〜女甑のルートは急斜度のため、下山には不向きとある。 
濃い霧の中を出発。ようやく霧が上がったのはそろそろ前森山林道に入ろうとする8:00を回ったころだった。前森山林道終点登山口で会長よりこの地域は、秋田~山形を結ぶかつての矢島街道であり、殿様が参勤交代の際に通ったところ、などの説明を聞き、登山開始。黄葉し始めたブナの美林を行く。途中、往時の街道の面影、宿坊跡などもある。悠森舎がある美林広場はブナの森コンサートが催されるところである。ここが女甑山の大カツラ方面と矢島街道の分岐。我々は矢島街道を甑峠へと向かう。甑峠からは急登の連続、両手も使って三点支持が必要なところも出てくる。所々トラロープもあるがあまり頼りにならない感じで、木の枝・根・岩など、頼りになるものは何でも利用して這い登る。途中、木間隠れに山頂に見える雪を頂いた鳥海山の秀麗な姿にホッと一息、だがすぐにまた次の急登が待っている。眼下は目がくらみそうな絶壁。鞍部に上がって目の前に山頂が見え、ほっとしたのも束の間、最後の急登がある。ようやく女甑山山頂へ。眼前には真っ青な空に鳥海山が美しい姿を惜しげもなく見せてくれている。最高の贅沢、苦労して登った甲斐があったというもの。それにしても、この難ルート、きれいに刈払いがなされており、どなたがしてくださったのか、頭が下がる。感謝!
 女甑から男女のコルへの下山ルートも結構な急斜度、慎重に下る。ブナの紅葉が日に映えて輝いている。樹間からこれから向かう男甑山が見える。男女のコルから男甑へ、これもきつい急登である。途中振り向くと先ほどの女甑山と、このあと向かう名勝沼の絶景。女甑山の東斜面の断崖には穴があり、かつての修験道では、上から命綱でつるされこの断崖の穴を覗く修行が行われ、成し遂げた行者は位が上がったとか。そのことが及位の地名の由来とのことである(A氏談)。程なく山頂、目の前に奇岩 烏帽子岩の岩峰がそそり立つ。周囲の絶景を堪能し、話に花を咲かせ、昼食を楽しんで下山開始。 ブナをはじめとして、カエデ・モミジ・ナナカマドなどが見事に色づいた綾錦のトンネルをひたすら下り、県境分岐を過ぎ、ウィルソンカツラに着く。株の中は空洞になっていて何人もの人が入ることができる。名勝沼はすぐ近く。水鏡は黄葉のブナなどの木々を映し出している。ここから当初の予定を変更し、樹林帯の沢沿いの急坂を男女のコルへ登り返す。距離的には短縮になるが、ハードな登りで結構時間がかかった。男女のコルからは樹林帯をカサコソ落ち葉を踏みしめながら軽快に下って女甑の大カツラへ。樹齢は不詳とのことだが、樹高25m・幹回り13.40m、どっしりとしたその姿に圧倒される。あたりにはカツラの木の葉が発する甘い香りが漂っている。登山口まではわずか。予定時間ぴったりの下山となった。低山の割にはハードな山行だったが、澄んだ秋晴れの下、身も心も洗われ、五感で山旅を満喫することができた。
帰路に着く。途中鮭川村泉川のイロハモミジ、泉川八幡のブナの巨木を巡るというご褒美付き。最後にリーダーから今回の上級コースが登れたからといって登山上級者になったと思ってはいけないとの戒めの言葉があった。



***  写真撮影 : 岩田  ***



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