7月18〜20日・北岳(3193m)

シナノキンバイ一輪 『シナノキンバイ一輪』
右俣コース、沢に残る雪渓の近くに
  陽の光に輝く
    シナノキンバイ
 
7月18日〜20日の3連休を利用して
北岳(3193m)・間ノ岳(3189m)の登山を
下記の日程で計画した。
7月18日 初日 : 山形5時出発、東北自動車道・中央自動車道
  を経て、広河原登山口より入り、白根御池小屋泊
7月19日 2日目: 北岳登頂、間ノ岳へ向かい北岳山荘に荷物
  を預けて、間ノ岳を往復し、北岳山荘泊り
7月20日 3日目: 北岳山荘発、八本歯ノコル、二俣、広河原
  北陸自動車道、小国を経て山形へ帰る。

過日、7月16日北海道トムラウシ山で遭難9人が死亡した
ニュースの中、高齢者登山を志すものとして、自分達は
事故にあってはならぬとの決意で、装備を整えた
 
[実施状況]
7月18日:5時20分、小雨の中、山形出発、(6:45)安達太良SA
(8:40)羽生SA、(11:15)談合坂SA、(12:45)芦安着
(14:20)広河原登山口着、(14:30)野呂川つり橋
(14:35)広河原山荘、(17:00)白根御池小屋到着

 

7月19日(2日目) 白根御池小屋前 くもり 午前5時20分 気温17度C
朝食後、軽いストレッチを行い(5:26)北岳を目指して出発。
草すべりの急斜面で雨となり、全員雨具を着用、二俣分岐に近づくと、雨の中、急に下りの登山者が
多くなり下山者とのすれ違いが大変になる、下山する人達が、尾根に出ると暴風雨で吹き飛ばされ
そうだったと言うのを聞いて、北海道の遭難のことが頭をよぎる。
比較的風の少ない小太郎尾根出合いで、寒さ・雨・風対策を施して出発。
小太郎尾根出合いの先の鎖場で、霧がかかりはじめ、視界が20m、下りと登りの
パーティーの混雑を、私達グループを2つに分け、なんとか乗り切り、8:45全員
無事に「肩ノ小屋」に到着した。
小屋周辺は登山者が溢れ、小屋にはいりきれない状況、「肩ノ小屋」での待機を
決意し、小屋の管理人と宿泊交渉をして、小屋の準備が終わるのを暴風雨の中で待って、
9:15 2号棟の1階の部屋が割り当てられ、暴風雨から逃れられホットした。
明日への不安を感じつつ、登山技術のロープ講習とか、歌を歌うとかで各自思い思いの 時間を過ごした。
 
 
7月20日(3日目) 北岳「肩ノ小屋前」 晴天 午前5時45分 気温5度C
深夜12時過、目覚めて、外に出てみたら、風はあるが満天の星、下界の町の灯りが
スッキリと見え、その先に富士山の姿も確認出来て感激
4:40 日の出を見ようと全員カメラを持って外へ出た、混雑の中で朝食をすまし
5:45 北岳を目指して出発、頂上へ着くや感激の握手!
遠く稜線のかなたに、今回暴風雨のため断念した”間ノ岳”が見えた。
6:45 下山開始、

朝焼けの富士山 『朝焼けの富士山』
北岳「肩ノ小屋」の前
  7月20日
午前4時45分 気温5度C
  富士山の姿に感激

 

北岳の頂上で 『北岳の頂上で』
昨日とは打って変わった晴天
あの暴風雨をしのいでの頂上
感激もひとしお!

 

間ノ岳を背景に 『間ノ岳を背景に』
暴風雨で今回は断念したが
次回に夢を托して

 

右俣コース・雪渓の上で 『右俣コース・雪渓の上で』
下山ルートは
「肩の小屋」から
  小太郎尾根分岐へ
白根御池小屋・二俣分岐より
 右へ、右俣コースを下る
 雪渓の上で写真撮影。
広河原登山口11:30着
芦安バス停へ12:53着
昼食・入浴して14:15出発
山形への帰路についた。

 

幸いにも、3日目、晴天にめぐまれ、早朝の澄み切った空気の中
本邦第2の高峰”北岳”の山頂に立つことが出来ました。
南アルプスの山々から北アルプス槍ケ岳まで、文字どうり360度の絶景
富士山の姿にも感激!
参加者全員わきあがる感動を味わったことと思います。
北海道トムラウシのニュースの後なので、緊張しての出発でした。
2日目、「肩ノ小屋」に入れたことは、幸運でした。そして一日待機したのは
ベストな判断でした、ここに到るまでの会長はじめ役員の方々の心労を思うと
感謝あるのみです。
 
(14:15)芦安バス停出発、(16:23)梓川SA、(19:20)米山SA着
(20:05)夕食後・米山SA発、(21:59)小国道の駅
 
山形着 23:30。ご苦労さまでした。

*** 写真撮影 : 三 浦  鐵太郎 ***

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