9月26日・丁岳(1146m)

鳥海山の東側、秋田と山形県境を中心に広がる丁岳山地の主峰の丁岳(ひのとだけ)(1,146m)に登りました。標高はあまり高くないのですが、ガイドブックによると急登の連続とのこと、気を引き締めての出発。天気予報は曇り午後晴れ、山形を出るときは薄曇でした。


丁岳登山口の標識 『丁岳登山口の標識』
8時35分登山口に到着、『クマ出没』の大きな看板の横で準備体操をして、薄日の射す中を登山口から少し下り、角材の立派な橋で丁川を渡り登山開始。

 

急坂を登る 『急坂を登る』
丁川を渡り対岸の尾根道に取り付く、この尾根道は左右の沢に挟まれた急坂のブナ樹林帯の急登、登山道の足下にはキノコが多く、この山の自然の豊かさが印象的だ。

 

丁岳山頂で 『丁岳山頂で』
途中の平坦なところで2回休憩し、観音岩を過ぎると木々の中に山漆・ガマズミ・ナナカマド・ブナ等の紅葉もめだつ様になる。右の小沢を渡って最後の急登となりブナ帯から灌木帯になる、たっぷりと汗をかいて、11時5分丁岳山頂に到着。
灌木と薄曇で、期待していた鳥海山は見えなかった。
頂上の標識を囲み車座に座り、にぎやかに会話が盛り上がり楽しい昼食だった。

 

鳥海山を望む 『鳥海山を望む』
下山路、西側に迂回するお花畑〜地蔵岩のコースを選ぶが登山道の刈り払い等がしっかりなされていない、お花畑は、ちょっとした岩場で、鳥海山の遠望がきく場所で山頂は雲に隠れて見えず、雄大な裾野だけがうっすらと見えた。

 

ツキヨダケ 『ツキヨダケ』
急な坂を下る帰りは、樹木の根に注意しながら滑らぬよう慎重に下る。
ガイドブックによると、この山は植生的にも貴重な山で、ブナを主体とする天然林や亜高山性植物などが豊富とのこと、ツバメオモトの紫色の実、ナナカマド、ゴゼンタチバナ、キャラ等の赤い実やダイモンジソウ、リンドウ等の花々、ツキヨダケ、モダシ、ブナカノカ、スギカノカ等各種キノコが秋の装いを感じさせる、枯れ木にツキヨダケが満開になっていた。

 

14時5分登山口に到着、こわばった筋肉を緩めるため体操をしてから帰路に、近くの『清水の里鳥海郷道の駅』に立ち寄り、金山町、新庄市を経て山形へ。
 
(6:05)山形出発、(7:55)松の木パーク、(8:35)丁岳登山口、(10:11)観音岩
(11:05)丁岳頂上、(11:52)下山開始、(12:13)お花畑展望台、(12:50)観音岩
(14:05)登山口到着、(14:50)清水の里鳥海郷道の駅、(15:12)道の駅出発、(15:18)笹子名水  
山形着 17:27。ご苦労さまでした。

*** 写真撮影 : 三 浦  鐵 太 郎 ***

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