平成22年 6月6日・虎毛山(1433m)
今回の例会は、恒例の今年の干支・寅年にちなむ『虎毛山』で実施した。
虎毛山は栗駒国定公園のほぼ中央に位置し、虎毛の名は、山腹のいく条かの沢が縦縞の模様に見え、これを虎の毛に見立てたことからに由来する。
『 虎毛山は山開き』
山形を6:10に出発、最上町、鳴子温泉を経て国道108号を北上、宮城、秋田県境の鬼首峠から少し秋田県側に赤倉橋があり、そのかたわらの赤倉沢コースの登山口に8:45に到着、折しもこの日は「日本一のトラの山開山80年祭」とか、多くの登山者でにぎわっていた。沢沿いの道を進み、少し傾いた木の橋を渡りいよいよ急登となった。
『 咲き誇るシラネアオイ』
ヒノキ林からぶな林となりどんどん高度を上げ、暫くして尾根に出るとシラネアオイが咲き誇っていた。
いつ見ても心はなごむ
幽(かす)かなる
風に揺れ咲く白根葵の花
歌人 高橋光義
『 虎毛山山頂』
12:20 山頂に到着した。
湿原より周囲の山々の素晴らしい景観を堪能した。
『 栗駒山』
虎毛山の山頂はほとんど藪状態で東側へ昼食の場所を求めて移動した、少し下るとなだらかな湿原となっていて遠くに栗駒山が青空の下に美しく見えた。
見下ろす山
見あぐる山の青々と
六月の尾根の残雪を踏む
近々と栗駒山を今日仰ぎ
地震(ない)に還らぬ
いのちを想う
歌人 高橋光義
『 神室・小又山を眺めつつ』
好天に恵まれ、 神室・小又山を眺めつつ、登りと同じ道をくだった。
16:20登山口に着き、舟形を経て、村山の道の駅で休憩し山形に帰った。
(6:10)山形出発、(7:20)最上町、(8:45)赤倉沢上り口、(8:57)登山開始
(9:35)赤倉沢渡渉点、(11:20)高松岳分岐、(12:20)虎毛山頂、(12:25)昼食
(13:18)下山開始、(14:00)高松岳分岐、(15:15)赤倉沢渡渉点、(16:20)登山口
山形着 19:05