平成22年 11月7 日・滝めぐり3(鳥海山周辺)
今回の例会は、「庄内滝めぐり」の3回目で鳥海山周辺の滝、今回は秋田県側の『元滝伏流水』『奈曾の白滝』『獅子ケ鼻湿原』『法体の滝』をまわった。
この時期にしては暖かな日和で、午後一時傘をさす場面もあったが、風もなく存分の山歩きを楽しんだ一日でした。
『元滝伏流水』
斜面の中腹から湧き出した流れが合流し、滝となって落ちるさまは今までに見たこともない光景で神秘的な感じがした。
鳥海山の伏流水か
つつましく滝なす下の
岩々の苔
歌人 高橋光義
『奈曽の白滝』
象潟町の案内板には次のように
秀峰鳥海から流れ出る水が、巾11メートル,高さ26メートルの大きな滝となって流れ落ちる豪快、勇壮な滝です。
『奈曽の白滝』は昭和7年5月、国の名称に指定され、昭和25年9月には、新日本観光地百選に選ばれております。
春は若葉、夏は木々の茂り、秋は紅葉、冬は雪化粧と四季折々に姿を変える『奈曽の白滝』は本町の景勝地の1つです。
『獅子ケ鼻湿原のあがりこ大王』
中島台獅子ケ鼻湿原にはとてもブナとは思えないような変わった形のブナがそちこちにあり、これら奇形ブナの主が『あがりこ大王』で、周辺を『出つぼ』と称される湧水池からの大量の湧き水が流れていた。
『獅子ケ鼻湿原の
鳥海マリモ』
『鳥海マリモ』とは、阿寒湖のマリモのような藻類ではなくコケで、2種類のコケ(ヒラウロココケ)と(ハンデスソロイゴケ)が水中でからみあってボール状に成長したものだそうで、清らかな流れの中のあざやかな緑色がとても美しかった。
渦巻きて湧きくる水の
ここに合い
鳥海毬藻ら青々と揺る
歌人 高橋光義
『法体の滝』
滝のある鳥海町百宅(ももやけ)地区は町のパンフレットにも「昔から交通の便に恵まれずしかも人里遠くはなれておったために、なにかしら神秘的な感がもたれ、独特の言語習慣があったことから平家の落人集落といわれています。・・・」と書かれていますが、法体の滝の荘厳な姿に訪ねる人も多いらしく、滝見の展望台や駐車場も良く整備されていました。
名前のゆかりは、末広がりの姿が法衣をまとった僧に似ていることからとか。
(07:05)山形出発、(9:30)元滝伏流水駐車場、(9:40)元滝伏流水、(10:10)金峰神社
(10:18)奈曽の白滝、(11:05)獅子ケ鼻駐車場、(11:50)昼食後出発、(12:10)出つぼ
(14:50)手代林道・沢入口、(16:05)法体の滝、(16:15)法体の滝駐車場、(16:30)帰路へ
山形着 19:25。