平成22年 12月5日・釜房山・大鳥谷山・シシナゴ山
今回の例会は宮城県川崎町周辺の釜房山(384m)・大鳥谷山(538m)・シシナゴ山(554m)の里山に登った。
12月も初旬、雪をかぶった月山は白く輝いているが、蔵王をはじめ県内のスキー場は雪不足に困っているとのこと、でもこの例会はここ4回好天に恵まれて、本日も12月とは思えない暖かい天気で、木々が葉を落とした明るい雑木林の中を、暖かい日差しのせいか会話も弾み、楽しい山歩きの一日でした。
『釜房山登山口』
釜房山は川崎町の釜房ダムのすぐ傍、本来なら釜房山北側のダムサイトから登る予定でしたが、崖崩れの恐れがあり通行止めになっている。そのため釜房山南側、釜房ダム湖畔の登り口からの出発。10分ほどして脱ぎタイム、やはり12月といえば冬の服装で多少厚着の方も、天気がよく気持ちがいいのか、急登なのに、にぎやかに話し声が弾む、木々の間から見える釜房ダムと蔵王連峰が初冬の日差しのなか美しい。
『釜房山頂上』
釜房山の山頂には、「栄存神社」が祭られており、鳥居と石碑があった。雑木林のなかの広場で展望は殆どない、一休みし記念撮影し往路を下った。
『送電鉄塔の下』
笹谷街道から青根温泉への途中の腹帯地区へバスで移動し大鳥谷山に向かう。腹帯でバスを降り田んぼ道を歩いて登り口へ、ここは登山道でなく、電力会社の高圧線巡視のルートである。我々はその道路を借用しての登山で、地図には出ていない道である。その道は大変きれいに整備され登りやすい。特に鉄塔の周囲はよく刈りはらいがされていて蔵王連峰(不忘、屏風、烏帽子、刈田岳、熊野岳、六方山、雁戸山)がよく見える。
『大鳥谷山山頂』
高圧線巡視のルートから西側にそれて藪にはいり、町の境界に沿って藪こぎ15分、ようやく大鳥谷山の山頂、藪の中から三角点を見つけることができた。ここで遅い昼食をとる復路は同じコース、次のシシナゴ山を眺めながら下山する
『シシナゴ山への登り』
バスに乗車、最後のシシナゴ山へ、林道を通り登山口をめざす、12月の15時、太陽も少し傾き我々の影も長くなり、多少薄暗くなった感じ、すっかり葉を落とした雑木林の中を登る、かなりの急登だ、風もなく鳥の声もなく、サクサクと落ち葉を踏む音が心地よい。
『シシナゴ山山頂』
ガイドブックでは山頂まで30分とあるが15分でシシナゴ山頂。ここからは北面の家並みと高速道、正面の泣面山など夕日に照らされた山々を見ることが出来た。
雑木がきれいにそろって並んでいる様子は、新緑の時節、天気がよければ素晴らしい森になるにちがいないと、その景観が想像され、春にまた訪れてみたいと思いつつ下山した。
今回の例会は日本の里山の魅力を堪能した山行きでした。
(8:13)山形出発、(8:41)みちのく公園、(8:50)釜房山南側登山口、(9:45)釜房山山頂
(10:30)釜房山登山口、(10:50)大鳥谷山登山口、(12:48)大鳥谷山山頂、(13:20)昼食後下山開始
(14:40)腹帯登山口、(15:00)シシナゴ登山口、(15:15)シシナゴ山頂、(15:55)シシナゴ登山口
山形着 16:40。