6月3日(土) 岩手 五葉山(1340m) |
岩手県 初級 体力度 初級 歩行時間4:30 距離8.6km
危険度 初級 登り660m 下り573m
標高1,351m、沿岸部最高峰。山頂から山田湾から金華山までの太平洋や、岩手
山、早池峰山を望みます。火縄銃に使われるヒノキなどが豊富なため、藩政時代は
伊達藩直轄の「御用山」とされていましたが、後に五葉桧、五葉松から「五葉山」
に変遷。初夏のツツジ、シャクナゲの群生が美しく、固有種の山野草やシカ、サル
などの野生動物も見られます。赤坂峠から畳岩の間つつじの群生地になる。五葉山
県立自然公園。古くは大同2年、五葉権現講の山岳宗教の霊山と称され、漁師は
「五葉つぶし」といって山の見える範囲を沖出しの限度としていた。
【行動時間】
県庁5:10==8:20赤坂峠登山口8:40~9:
いくらご高齢クラブと言えども朝5時県庁出発は早い。今日はどんなお花たちに出逢えるのだろう |
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かとあれやこれや心躍らせながら往路3時間半のロングドライブが始まった。私達のマイクロバスは |
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早朝のハイウェー を北に向かって飛ばして順調に赤坂峠登山口に到着した。 恒例の会長ご挨拶と |
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新入会員さんの紹介があった。登山口の大鳥居を過ぎて間もなく、「えっ、もう終わり?」ヤマツツジ |
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の咲き終わった残骸が目に入ってきた。ところが2合目過ぎたあたりからドンピシャ今しかない、それ |
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は見事なツツジ回廊ではないか。昔(今も)乙女たちの甲高い歓声と笑い声、そして鳥さんたちのさえ |
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ずり声に誘われて、思わずテンション上げ上げになる。 |
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道路端は綺麗に刈り払いされ、ステップには土嚢を積んで良く整備された幅広の斜度の緩い登山道 | |||||||||
で実に歩きやすい。途中スライドするハイカー達は口をそろえるように、「頂上は強風が吹き荒れてい | |||||||||
る」と言う。ならばということで、9合目の「石楠花荘」前の「いこいの広場」で早めのランチタイムをとること | |||||||||
にした。山頂間近の「日枝神社」辺りで、ふと見上げれば風上方面に怪しげな黒い雲の塊を発見。 | |||||||||
山頂で集合写真を撮るや、360°パノラマを楽しむ事無く、それ急げとばかりに樽の木平登山口を | |||||||||
目指して下山開始だ。 ヒノキ、アスナロの原生林を横目に花崗岩の「日の出岩」に立ち寄り、登山道は | |||||||||
一変して藪漕ぎが始まった。ハクサンシャクナゲが繫茂して足元が全く見えない。あっちだ、こっちだと | |||||||||
僅かな踏み跡を頼りに、立ちはだかる 倒木の枝をかき分けながら前進するアドベンチャー。 | |||||||||
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白と橙、補色とグラデーションの競演。まさに桃源郷の真っ只中に吸い込まれたような錯覚を感じる。 | |||||||||
最後のご褒美にと、私達の目を大いに楽しませてくれた。 そして、ゴール付近の可憐なクリンソウが | |||||||||
そよ風にたなびいている。その様はまるで手を振って私達を見送ってくれているようだった。 | |||||||||
県 庁駐車場に到着したのは、夜のとばりがすっかり下りた7時半前だった。 | |||||||||
今日はヤマツツジ鑑賞登山ながら、五葉山の名前の由来と なった植物たちの代表格として、ヒノキ、 | |||||||||
アスナロ、五葉松、ツツジ、シャクナゲ、その他にも沢山の綺麗な傾きかけた西陽の木漏れ日に照らさ | |||||||||
れたダケカンバとブナ林の中にツツジの群生。お花たちに出逢えた。台風2号接近の前触れがあった | |||||||||
もののまずまずの好天に恵まれ、新たな楽しい山旅の頁に刻むことが出来た。今度はハクサンシャク | |||||||||
ナゲの咲き誇る来年7月頃に是非再訪してみたい。 |
会長の挨拶と新会員榎本さんより自己紹介
登山口 本日23名参加
賽の河原で休憩タイム(三合目)
満開のつつじが癒してくれる
つつじの絨毯ですなあ
美男美女の記念撮影 畳石(4合目)
石楠花荘前で (9合目)
隊列を組んで日枝神社から五葉山に向かう 後ろは黒岩1321m
軽い足取りのヤングマンです。
五葉山登頂 1300mの山とは思えないスケール
笑 顔
アルプスの峰歩きを思わせるような岩場歩き、日の出岩に向かう
海が見えた!内陸人はそれだけでうれしい
こんな倒木がこの先行く手を阻むことになるとは、この時はまだ気づかず
下山道は倒木で難儀した。倒木越えが数か所
かもしか?!
ダケカンバの向こうにも、つつじ
無事下山し、三陸道本吉パーキングより眺める三陸海岸
本日出会った花より : クリンソウ(九輪草)、フタリシズカ、ギンリョウソウ(銀竜草)
ササバギンラン(笹葉銀蘭)
2016年(H28) 6月の五葉山山行はこちら