6月25日(土)
       秋田駒ヶ岳(1637m)

 

秋田県 中級 歩行時間5:30 歩行距離9.5km

危険度 中級 累積標高登り617m 下り1087m   予定

当日 強風により    八合目小屋→阿弥陀池小屋(昼食)→

八合目小屋 ピストンに変更

 駒ヶ岳という名前は数あれど、花の百名山でつとにその名が知られる秋田駒ヶ岳。この時期のムーミン谷のチングルマ目当てに参加した皆さんも多かっただろう。 本日の参加者28名、レンタカー2台で5:00に山形出発、雨雲レーダーによると秋田は山形ほど雨雲に覆われない予想。ところが駒ヶ岳周辺だけ雨雲が、まさに暗雲漂う。 アルパ駒草に着くと、小雨、あたりは真っ白に。  協議して登山組と温泉組に分かれ、40分遅れ18名で10:10登山スタート。ガスで真っ白だが、登山道にはいろんなお花が咲いている。わりと順調に進んだが、男女岳直下の木道に出た途端、ものすごい風が吹いてくる。しゃがんで踏ん張って、木道を掴んでいないと飛ばされる。阿弥陀池分岐付近で前に進めなくなる。一瞬の風の弱まるのをまって這うようにして避難小屋到着。避難小屋が震えるほどの猛烈な風の中、昼飯を掻っ込む。  当初予定の男女岳、男岳、女岳、ムーミン谷をすべて断念して横岳を経由して国見温泉に下山する案も検討されたが、風雨収まらず安全第一でピストンで帰ることに決定。今度は池の南側を行ったら、さらに物凄い風になり、頭を低くしてしゃがみながら、一進一停を繰り返す。まるでだるまさんが転んだのように風が弱まると少しずつ前進。 アルプス常連のベテランさんもこんな風は経験がないと言わせるほどの猛烈な風雨。 灌木帯まで戻って風が弱まるまで生きた心地がしなかった。 2時過ぎようやく下山し、温泉組の皆様からよく無事で帰ってきたと拍手でねぎらっていただく。温泉組は熱い湯につかり、秋田駒ヶ岳を紹介するすばらしいビデオを見て、もう一度是非来たいと強く思われたとのこと。天気には恵まれなかったが、花は見られたし、どちらの組も安全第一に考えて適切な行動をしたと会長よりまとめ。 ずっと語り継がれるような記憶に深く残る山行となりました。 皆さんお疲れ様でした。

 

 

    下山し、ようやく笑顔が戻った登山組

 

代表で頑張ってきてと激励する温泉組の皆さん

 

本日のCL大瀧会長より挨拶。今日はこの天気なので都度ルート、行動を考えていくと報告

 

男女岳に向かってスタート

 

 

最初は灌木の間を登るので、風はあるが苦ににならない程度

 

 

最初の休憩、風はそこそこ強いがまだ世間話をする余裕あり  

 

 

残雪あり、今頃大きなフキノトウが咲いている

 

最初のピーク 片倉岳到着(地形図標記ない)

 

登山道が川に 結構スライドするグループあり

 

風との戦いがはじまる。 木道を歩いていると体がもってかれる。

 

 夫婦愛 

 

突風で思わずしゃがんで足を踏ん張っている角度から撮る。ザックカバーも帽子も皆飛んでしまう。

このあと放心からか写真ないがやっとのことで避難小屋にとびこむ。

 

 

下山開始、木道を歩くと風で持って行かれるので、間を歩いているところ、

右の阿弥陀池がまったく見えないほど。みんなで固まって必死に木道に

しがみつく様子は残念ながら撮れてなかった

 

やっと下山のめどがつき、花を愛でる余裕が

 

お疲れ様と拍手で迎えられる

 

左上より下にハクサンチドリ、 ズダヤクシュ 右上より オオバキスミレ、イワカガミ、ウラジロヨウラク


左上より下に ミヤマダイコンソウとチングルマ、 ハエトリスミレ。右上よりイワウメ、マルバシモツケ、ツマトリソウ

 

他に、ゴゼンタチバナ、ベニバナイチゴ、ヒナザクラ、ハタザオ、サンカヨウ、ミヤマキンバイ、マイヅルソウなどなど

 

9年前2013年(平成25年)7月の秋田駒ヶ岳山行の様子はこちら

このときも平成19年(記録なし)のリベンジだったようだ

 

 

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