9月23日(土)~25日(月)
燕岳(2763)大天井岳(2922)常念岳(2857)縦走 

 

 

常念山脈のメインルートを歩く北アルプス人気縦走路、燕岳から大天井岳、常念岳。
稜線の山小屋を利用して槍ヶ岳と穂高連峰のパノラマを楽しみながら百名山2座を歩き
ます。
23日はまずは北アルプス三大急登の一つ合戦尾根を登ります、やがて槍ヶ岳と山小屋
が顔を出します。一番泊まりたい山小屋、もう一度泊まりたい山小屋 人気NO1に輝
く燕山荘 に宿泊。
24日は奇岩で有名な燕岳をピストンし朝食後縦走開始、展望抜群の大天井岳に登り、
槍ヶ岳や大キレットの展望の常念小屋泊 。
25日は安曇野から見えた大きな山常念岳をピストンで往復し朝食後下山します。
雷鳥が多く生息する山域で会えるかもしれません。

 

【当日の主な経過】
(1日目)4:40山形駅=下道R13,113=5:45めざみの里=6:50道の駅関川通過=8:45米山SA=10:30姥捨PA
     =11:00安曇野IC~12:15中房登山口12:30~15:00合戦小屋~17:15燕山荘泊
(2日目)5:00燕山荘~5:30燕岳~6:00燕山荘(朝食)7:00~11:00大天井岳~11:20大天荘(昼食)~15:00常念小屋泊
(3日目)4:00常念小屋~5:15常念岳~6:45常念小屋(朝食)7:30~11:30一ノ沢登山口=12:30しゃくなげの湯
     (風呂、昼食)14:00帰路=17:10黒崎PA(夕食)=19:40めざみの里=20:35山形駅西口

    

 

 年に2回くらいアルプス等遠出したいというリクエストに応えた今回の企画。7月の鹿島槍ヶ岳に続き山小屋の予約も
大変な中、担当役員に頑張ってもらって、リクエスト上位の人気の北アルプスパノラマ銀座コース燕岳~大天井岳
~常念岳縦走が決定、2013年以来10年ぶりとのこと。今回の参加者は16名。
(1日目) 朝4:40山形駅西を出発、高速道路が工事通行止のハプニングもあり、県内は国道を使い30分遅れで中房
温泉登山口に到着。準備運動をして12:30北アルプス3大急登の1つ合戦尾根に取りつく。夕方5時まで燕山荘到着の
条件もあり、会長はやむなくコースタイムより早いペースで先導する。第2ベンチ(休憩ポイント)までは階段など整備されて
るが文字通り急登で涼しいのにたっぷり汗をかく。第3ベンチからはなだらかな箇所もあり順調に進むも途中小雨が
降ってきて今回も雨カッパ隊となる。富士見ベンチを経て中間地点の合戦小屋に到着。名物合戦小屋スイカはさすがに
時期も終わって温かいお汁粉にチェンジするも、営業時間が過ぎてお預けとなる。
 合戦沢の頭と呼ばれる辺りからようやく紅葉がちらほら見える。雨に煙る霧の向こうにかすかに小屋が見え始め、
あと少しと気合をいれる。後半は花崗岩のザレ場、鎖のあるガレ場をゆっくり登る。ついに合戦尾根を登り切り
17:15無事日没前山小屋で人気ナンバーワンとも称される燕山荘到着。ちょうどそのころ雲が切れてアルプスの女王と
称される白が際立つ燕岳の美しい姿が目の前にあらわれる。小屋到着順に部屋が決まるため、遅かった我々は
本館から100m程離れた別館に案内され、夕食時間も7時近くとなり、食堂わきの談話室でまずはお疲れビールで乾杯。
その後、小屋のオーナーの話とホルンを聞きながら、手作りハンバーグのおいしい夕食をいただき、消灯時間
には明日の好天を願いつつもう夢の中。
(2日目)5:00に小屋前に集合、温度計は4.3℃を表示、さすがに寒い。皆さん元気ですか!と気合を入れる会長の挨拶
があり、暗い中ヘッドランプをつけて暁登山スタート。だんだん白んできて燕岳の姿が見えてくる。雲海の向こう
には、憧れの槍の姿が徐々に姿をあらわす。日の出前に山頂に到着し、御来光を拝む。青空が見えてきて北アルプスの
峰々があらわれる。メガネ岩、イルカ岩などを見ながら無事下山。これまたおいしい朝食を食べ、7時にまずは大天井岳
を目指して縦走開始。パノラマ銀座にふさわしい北アルプスの澄んだ絶景を見ながらしばし至福の時を過ごす。
しばらくは多少のアップダウンも気にならないが、大天井岳の上りに差し掛かると状況は一変、再び汗かき急勾配
を登っていく。なだらかに見えた最後の500mのトラバース道は実にきつかった。やっと大天荘に到着し、息を整えた後
常念山脈最高峰の二百名山、大天井岳に登頂。槍も大きくなり、迫力がある。戻ってきてカレーのお昼ご飯。ここで
働いている河北町出身の若者があいさつしに来てくれる。聞けばオーナーも山形出身で、メニューに芋煮もあるそうだ。
その先は長い長い稜線歩き、今度は穂高連峰が大きくなる。疲れもあるので予定の東大天井岳は、讃えつつスルーして
次の小屋を目指す。いつになったら着くんだとぼやきが出始めるころ、ようやく赤い小屋の屋根が見えた。疲れ切って
ようやく常念小屋到着。目の前には明日登る堂々とした威容の常念岳が迫る。
(3日目)昨日よりさらに早い4:00スタートの暁登山で、常念岳のガレ場の急登を先導も交代しながら慎重に登っていく。
 約1時間15分で、日の出前の常念岳登頂、槍をバックに富士山も眺めながらみんなでご来光を浴びる。狭い山頂で
しばし記念写真を撮りあい、ゆっくり下山。軽朝食を摂り一の沢登山口に向けて下山開始。前半はやはり階段があったり
潤沢な水の流れる沢を何度か渡り、後半は樹林帯の中、石ゴロゴロの長い登山道を下っていく。だいぶ疲れて登山口に
到着するも、バスが見当たらない、電波も通じない。すると救世主前会長が疾風のごとく、山道を駆け下り、バスと一緒
に戻ってくる。さすがパワフル前会長ありがとうございます。及川さんに冷たい飲物をいただき、しゃくなげの湯に向かう。
3日分の汗を流し、再びビールで乾杯。昼食をとって、一路山形に向かい、予定より早く到着し全行程終了。
三日間ほぼお天気に恵まれ、憧れの北アルプスの大展望をまじかに眺める贅沢な念願の縦走。ハードで楽しい記憶に残る
大満足の山行になりました。参加者の皆さんお疲れ様でした。及川さん長時間の運転、差し入れありがとうございました。

   

 

 

  

      大人の遠足にわくわく、中房登山口から合戦尾根スタート            

    

 

 

  ベンチではしっかり休憩

 

     

 

  合戦小屋 スイカ食べたかったよ

 

  まだまだ余裕の人

 

  

  花崗岩のザレ場、ガレ場を登る

 

 

  

  北アルプスの女王 燕岳が姿を表す

 

  

        

  燕山荘到着 スタッフさんより説明を受ける。到着が遅かったので

  16名様 100m先の別館にご案内します。

 

      

       一日目無事終了   お疲れさまでした。乾杯!

 

     

  オーナーのお話とホルン演奏   明日に備えてさあ寝よう

 

 

     

 お話の一部      あとは現地で                      

 

 

  元気ですか! 気合を入れて御来光目指してさあ燕岳へ    

            

  

    

  

   燕岳登頂 2763m 日本二百名山

 

 

    御来光、メガネ岩、ヤッター!    

     

     

       雲海に浮かぶ槍ヶ岳 

    

            

     槍をバックにイルカ と仲良く

 

      

     美しい     

 

           

 

  お世話になりました。

 

 

  大天井岳に向けて出発、蛙岩、裏銀座の峰々、槍の穂先、腹は重いが

      まだまだ余裕。 

 

 

 

  楽しい!

 


   つらい! 大天井岳の上り

 

  

    常念山脈 最高峰 大天井岳登頂2922m 日本二百名山 

 

 

 

  グラビアの撮影です。おいしいカレーでお昼、大天荘で働く河北町

      出身の若者があいさつに、 蔵王でもがんばれよー 

 

 

 穂高岳をバックに、涸沢の紅葉もこれからですね、

 いいね東大天井岳2814mまた今度ね(笑)

 

 

 まだまだ遠い縦走路、正面横通岳、右常念岳   

    小屋はまだかまだかいな、あーやっと見えた

 

 

  常念小屋  10時間歩いた後のご飯はうまい!     

   

 

  再びの暁登山で、素晴らしい御来光に出会う  

 

  

   常念岳登頂 日本百名山      あれっ1人足りないぞ  お大事に

 

  

   10年前ご参加の皆様のリクエストにもお答えしてもう一度 槍

 

 

  

  常念小屋さんお世話になりました。 完全復活

 

  ヒエ平一の沢登山口に下山、前半は頻繁に階段、沢を何度か渡る。

  後半は石ゴロゴロが続き、疲れた足にはツライ道

 

 

  山の神にお参りして一の沢登山口に無事全員ゴール、

  3日間で累積標高約2600m、25km歩ききりました。

  冷えた飲み物が体に染みる、御馳走様でした。皆さんお疲れさまでした。

 

 

 2013年の燕岳~常念岳縦走はこちら

 前回は28名の大所帯、天候にはあまり恵まれなかったようです。

 10年後リベンジしましたよー。

 

 

 

記録表へ戻る